長い月日が経ちました
こちらのブログでは何の音沙汰もなく約2年の月日が経ってしまいました。
何から話せばいいのやらですが、3年前に世界を震撼させたコロナから全ては始まりました。
急ピッチで出来上がってきた人類初の遺伝子組み換えワクチン
あれよあれよと次から次へと接種がうながされました。
世の中の流れのままに
接種が始まりました。
我々は、ただただ傍観するしかなかった
それが、まさか家族の身にまで降りかかってくるとは思いませんでした。
シェディングという被害が我々家族の身に降りかかってきました。(シェディングについては今では色々と情報が出ていると思うので、気になる方は調べてみて下さい)
3回目の接種が始まってから子供達にも僕達夫婦にも体調不良が続き、このままじゃここでは生活できないと判断しました。
「一旦、置くぞ。」
女将には一言伝え、彼女は号泣しました。
毎日焙煎所を見ては泣いていました。
あの楽しい時間が突然終わってしまう
そんな風に思わせる涙でした。
「また必ずできるようになる!」
女将に言い聞かせ、我々は対面販売を一旦「置く」決断をしました。
それから毎日何時間も運転して新しい居場所を探しました。
ちまなこになって探しました。
人から人へのご縁を頂き、たった3ヶ月で新しい居場所に出逢えました。
標高300mに位置するそこに、我々の居場所は在ります。
見つかったと同時にスイッチオン
シェディングがあるから業者も入れられない、本当に過酷でサバイバルな生活の幕開けです。
僕の母の命日に着工し、強力な仲間と共に2ヶ月で解体し、フルリフォームの準備に取り掛かりました。
半年で、一部屋仕上がった頃は2月
山の居場所は豪雪地帯
泊まって見たい!とキラキラした目で訴えてくる子供達。
「一回泊まってみるか!」
この日を境に一度も「街の家」には戻らず、「山の家」での生活がスタート。
トイレもないお風呂もないお湯もでない。
あるのは外の蛇口一つだけ。
手がかじかみながら洗濯し、水道管が凍る水で体を洗い、小さな8畳間の部屋をキャンプ用のタープで囲った部屋で家族4人、犬一頭との生活がスタート。
住みながら施工をし、街の焙煎所に通いながら焙煎、発送の日々。
街の焙煎所を手がけてから2度めのDIY。
慣れない大工仕事に毎日疲弊していたのを覚えています。
1ヶ月経ちお風呂場が完成し、また時が経ち台所が完成し、、、
家の中と言っても全て解体したので外のように寒い室内。
家の中なのに白い吐息がのぼりつめる
着工してから2年2ヶ月
住み始めてから1年8ヶ月
その間に新たに焙煎所を造り、販売所まで造ることができました。
愛犬もまた一頭家族に加わり
まだ家は完成していませんが、ようやく「普通」に近い生活が戻りつつあります。
山の家が手に入り、最高の空気の中生活をさせて頂けることに感謝の毎日です。
凛とした空気の中の焙煎
振り返ってみれば今までの「普通」以上の環境を手に入れることができ、最高の環境下で志事をさせて頂いております。
あの時のあの決断
それがあるから今がある
間違えてはなかった
いきなりの変化にも関わらずずっと変わらず愛してくれるお客様
対面販売を再開したときは感無量でした。
皆様の期待を裏切らず、皆様の想像を常に超える珈琲を
これからも
追求します
まだまだ書いていきたいことはありますが、ぼちぼちと
お付き合い下さい。
では、また。